６／３ 我が子を預けて働くということ

　～　草津市　4月現在　～
　　　待機児童数（第1希望～第3希望まで全ての園に入所できない児童数）
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　60名

　　　保留児童数（第1希望しか出さず入所できない児童数）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　106名
　　
　　この数字は大津市を抜いてしまう程・・・保育園数や人口比率を

　考えると中核都市の大津市を抜いてしまう事は驚きとしか言いようがない。

　　


　上記の数字はあくまでも申請を出している方の数である。

　実際、これから預けたい人はドンドン増えていく。

　今年度さくら坂保育園では3名の保育士が出産する。

　どの保育士も復職希望だが、自分達の子どもを預けられるのかどうか

　今から心配だという


　　　　　保育士が働かないと子どもが預かれない・・・
　　　　　　　　　我が子が預かってもらえないと働けない・・・

　
　これが草津市の保育事情である。草津市は4月当初の50名以上の

待機児童を抱えてしまったので、児童福祉法第56条の８の規定に

基づき、待機児童解消に向けた保育計画を国に提出する為の準備を

始めています。

　

　　　　※以下、掲載にあたっては、本人の同意を得ています。

　23年4月・・・

　　　さくら坂保育園では、初めて産休明けのお子様をお預かりした。











　育児休業に関する法整備が進み、1歳前後の入園が多くなる中、

産休明けを待って入園してきたＨちゃん

　Ｈちゃんのママは実家から遠く離れて子育てをしている。

子どもが好きで保育士免許を持っているパパは協力的ではあるけれど

パパが仕事に行くと、ママと赤ちゃんの2人だけ・・・

初めて出会ったとき、「育児で心配な事があってもいつでも気軽に

相談できる人がいなかった！」と言っていたのが印象的。

それで仕事復帰をしたとの事でした。

　実はさくら坂で働くＣ先生のお子さん。

保育の無い時間の職員会議に参加する時は会議机の間に子どもを

座らせたり、ぐずりだすとおっぱいをあげたりしながら,

仕事が終わり大急ぎでパパが迎えに来るまで母子参加。

　　　　　夫婦仲良く連携プレー中

その若い夫婦の姿は微笑ましい限りである。

家に帰ると至る所に大きくしたＨちゃんの写真が貼ってあり、

園で体操をしていると聞くと自宅でパパとママが音楽をかけて、

「今から保育園を開園します！」と言いながら汗だくになるまで

3人で体操をしたらしい・・・

「興奮しすぎて熱出すんじゃない（笑）」なんて言ってたら、
　
偶然だが翌日、熱を出した

今日は生まれてから初めての帰省らしい。ご実家のご両親も

大きくなったお孫さんを見てビックリされる事でしょう・・・・

でも、親子3人元気に明るく過ごしていますよ

『我が子を預けるということ』は楽をするように見えて、

実は勇気のいる事！大変な事だと思う。

そして、おじいちゃん、おばあちゃん達に

とってはかわいい孫を預けるのは心配な事！


　だからこそ・・・

さくら坂保育園の子ども達がのびのびと元気に過ごし、

パパやママ達が笑顔で子育てが出来るよう保育園も

毎日、がんばらなくっちゃ