５／２９ 働く母親の勇気

　保育中に、発熱したり体調を崩す子どもが時々いる。

世間では、「保育園からよく電話がかかってきて、職場で嫌な顔をされてしまう」という話を聞く。

保育士さんに電話をかけてもらう前に、

まずは、お子さんのいつもと違う様子を確認したり、状態を把握して連絡が必要となったら。。。


　　　　「電話する事で、お母さんが職場で困らないか？」

　　　　「何回目か？」等々・・・　確認する。


たしかに、熱を出す子・出さない子ははっきりしている。もちろん、年齢も関係しているが、

０～1歳児の体調不良児の数は多い。そして、園からお迎えを依頼するのも、

3歳以上児は様子を見る事が多いが、０～２歳児の場合はお迎えを依頼する事が多くなる。

それは、急変しやすい事や言葉で上手くしんどさを伝えられないから、園としては

仕方がないからだと思うが、そんな電話が続くと親は安心して働けない。


でも、園長としてそれでも言わなければならない時がある。

　　「職場で嫌な思いをしても、肩身の狭い思いをしても帰らせて下さい！という勇気を

　　持って下さい。と・・・・」


実際、帰れない職場ってある。。。

私も以前、自分一人が幼児教室を立ち上げていた時に、我が子が入院してしまい、

楽しみにしている子ども達や保護者の方に申し訳ない気持ちや

月謝をもらっているのに、簡単にはキャンセルできない事情。。。

何よりも、数十人もの人の予定を変えてしまうことへの罪悪感や連絡の大変さなど、

結局、入院初日は我が子の付き添いじゃなく、休む為に奔走しなくてはならなかった。

　ある時は３７度位だからと一人で寝かせていて、帰ったら40度近くでぐったりしていた・・・


何年たっても、忘れられない・・・

　いまだに我が子に対して後悔と贖罪の気持ちでいっぱい！


　　　仕事って・・・働くって・・・・そんな楽なもんじゃないね！


私自身がいっぱい反省しているから「我が子の為に休みます！」という勇気を

持って欲しい。。。その代わり、まわりの人が「あの人がいないと困るよ～」と言われる

位に、その仕事は頑張らないとね

　それが働くママのプライドってもんだと思うから・・・